ApacheサーバのインストールApacheとは何なのか?その説明はサイトの範囲を超えるので、ここではサーバプログラムとだけ言っておきます。で、ダウンロードからインストールと起動方法、初期設定の簡単な解説をします。 まずはダウンロード現在、ApacheにはApache1.xとApache2.xの2つのバージョンが存在し、共に開発が進められています。ここでは、当サイトが稼動しているサーバがApache1.xなので、これにあわせてApache1.xをダウンロード・インストールしたいと思います。また、当方のテスト環境(パソコン)がウィンドウズ(Windows Me)なので、ウィンドウズにインストールするものとして話を進めます。ウィンドウズ以外のOSにインストールしたい場合は、他を当たって下さい。 まず、Apacheを下記のサイトの「ダウンロード」のページからダウンロードします。 「ダウンロード」に行くと沢山リンクがありますが、この中のどこからでもダウンロード出来ます。今回は一番上にある「JAPAN APACHE USERS GROUP(さくらインターネット)」という所から、「binaries/」→「win32/」と進んでいき、一覧の中から「apache_1.3.31-win32-x86 -no_src.msi(執筆時点での最新版)」というファイルを、見付け易いようにデスクトップにダウンロードします。 インストール!デスクトップに、以下のようなファイルがダウンロードされているので、ダブルクリックしてインストーラを起動します。
すると、インストーラが起動して以下のようなウィンドウが開き、Apacheサーバのインストールウィザードが開始されます。
これで、Apacheサーバのインストールは完了です。 起動!!では早速、Apacheを起動してみましょう。 「スタート」→「プログラム」→「Apache HTTP Server」の中の「Start Apache in Console」をクリックすると、Apacheが起動します。 もしくは、デスクトップの「マイコンピュータ」→「C:ドライブ」の中に生成された「Apache」フォルダの中の、「Apache.exe」をダブルクリックしても同じ様に起動します。
上のようなコンソール画面が出てきて、Apacheが起動します。 「・・・。え?」 次に、ブラウザを起動し、アドレスバーに「http://127.0.0.1」もしくは「http://localhost」と入力して下さい。すると、以下のようなページが現れます(ブラウザの種類によっては別言語のページが現れます)。
このページが現れれば、Apacheは正常に起動しています。 で、今回現れたページの所在は、Apacheをインストールした「Apache」フォルダの中にある「htdocs」というフォルダ内の、「index.html.言語の種類を表す文字(日本語なら「ja」)」です。この中から、自動的に言語を判断し、その言語のページが表示されています。 特別なIPアドレス「 127.0.0.1 」とドメイン名「 localhost 」また、今回アドレスバーに入力した「http://127.0.0.1」もしくは「http://localhost」ですが、「127.0.0.1」は、自分自身(つまり、今起動しているブラウザがインストールされているパソコン)を表すIPアドレスで、「localhost」がそれに対応したドメイン名(ホスト名)という特別な意味を持ったアドレス(ループバックアドレス)です。 ドキュメントルートとサーバルートまた、今回現れたページが置いてある「htdocs」というフォルダですが、このフォルダを「localhost」の「ドキュメントルート」と言います。 アドレスバーに、例えば「http://www.shigeweb.jp」と入力した際に表示されるページが置かれているフォルダ(ディレクトリ)の事を言います。「http://www.shigeweb.jp/php」と入力した際に表示されるページが置かれるディレクトリは、『ドキュメントルートの中にある「php」というディレクトリ』です。 要するに、インターネットに公開できるトップレベルのディレクトリの事です。 では、最後に、「index.htm」という名前で、以下のようなHTMLを作成し、「Apache」フォルダ内の「htdocs」フォルダの中に保存して下さい。 <html> <body> <em>hello,HODENASU!!</em> </body> </html> で、ブラウザのアドレスバーに「http://localhost」と入力してみましょう。すると、以下のように出力されます。 hello,HODENASU!! また、Apacheを「C:\Apache」フォルダにインストールしましたが、この「Apache」フォルダを「サーバルート」と言います。 ちなみに、ルートは“根っこ”という意味ですが、“そこから始まる”という意味で解釈します。 終了する最後に、Apacheの終了方法を解説します。 Apacheのコンソール画面がアクティブな状態で、「Ctrl+C」で終了します。 以上で、Apacheのインストールの解説は終了です。次のページで、Apacheの設定方法を解説します。 作成日:2004年06月02日 最終更新日:2004年06月02日
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